トイレ付きは意外に少ない
長時間乗車し続ける夜行バスですが、トイレが設置されている割合は思うほど多くありません。車中で過ごす時間が夜間であり、途中トイレ休憩としてサービスエリアなどに立ち寄るので、あまり必要性がないことが理由として挙げられます。また、運行中は車が揺れるし、他の乗客の目やトイレの臭いが気になって行きづらい、という話も聞きます。その一方で、真夜中に下車したくない、トイレにいつでも行ける安心感がほしいという声も根強く、夜行バスのトイレも様変わりしてきました。
最後部に広い化粧室
「コクーン」は、従来のバスのトイレと比較して画期的であり、人気を集めているのが、最後部座席1列分のスペースをまるごと使った化粧室です。WILLER TRAVELの4列シート「ゆったりトイレ付スーペリア」プランは、最後部のバス横幅を最大限に利用したラグジュアリーな化粧室です。大きな鏡や手すりも付いており、メイク直しや着替えに便利と評判です。ロイヤルホリデーの「ゆったり4列トイレ付」プランもまた、最後部横1列分のスペースを利用して、ゆとりのあるトイレを実現しています。
クリーンな化学循環式トイレ
夜行バスに普通設置されているトイレは、ほとんどが化学循環式トイレでしょう。常に洗浄されて清潔が保たれ、悪臭を防ぐという点が評価されています。ヤングリゾート・WILLER TRAVEL・ロイヤルホリデー・KOTOBUSなど様々な夜行バスのプランにトイレ付きバスがあります。WILLER TRAVELはグリーン、サンシャインツアーはイエローといったように、明るいパステル調で便器や室内を統一し、快適な空間になるよう工夫されています。